歯医者が怖いのです
受付のゆみさんが、先生「何か変な人が玄関に立っています」と告げにきた。診療の手を止めて玄関に行くと、顔面蒼白の40歳代後半の妙齢のご婦人が立ったまま動かない。「ここまで来たけど、歯医者怖くて足が動かないのです」と直立不動で固まっている。「まあ、ここまで来て椅子にお掛け下さい」と言うと、「その椅子に座るだけです」と応えた。何の為にこのご婦人が来たのか私は考えた。
「私、あちこち歯医者に行ったんです、怖くて怖くて、逃げて来たのです。ここも怖いですか?」私は「?」この患者さん様子を見てみよう、たまたま待合室には誰もいないから、「じゃ、しばらく待合室で待っててください」診療途中の患者さんを終わったら、じっくり話し合って見よう。
2〜30分後、そのご婦人は固まって待合室の椅子に座ってた。「どの歯が悪いですか?」と聞くと「私の話聞いてください、どの歯医者さんも、聞いてくれません。私はうつ病なのです、何が何なのかよく判りません」と一気に今までの体験を話しだした。話は約15分位い続いた、私は「そうですか、大変でしたね」と言うと「そうです、判ってくれますか?」と初めて表情がゆるんだ。
「疲れたでしょう、今日はこれくらいにしましょうか、治療は明日にしましょうか」と言うと「明日診てくれますか?嬉しい!!」目が輝いた。
「私、あちこち歯医者に行ったんです、怖くて怖くて、逃げて来たのです。ここも怖いですか?」私は「?」この患者さん様子を見てみよう、たまたま待合室には誰もいないから、「じゃ、しばらく待合室で待っててください」診療途中の患者さんを終わったら、じっくり話し合って見よう。
2〜30分後、そのご婦人は固まって待合室の椅子に座ってた。「どの歯が悪いですか?」と聞くと「私の話聞いてください、どの歯医者さんも、聞いてくれません。私はうつ病なのです、何が何なのかよく判りません」と一気に今までの体験を話しだした。話は約15分位い続いた、私は「そうですか、大変でしたね」と言うと「そうです、判ってくれますか?」と初めて表情がゆるんだ。
「疲れたでしょう、今日はこれくらいにしましょうか、治療は明日にしましょうか」と言うと「明日診てくれますか?嬉しい!!」目が輝いた。
俺は番長だ!!
待合室の玄関が何か騒々しい?「ドタン、バタン、ドタン」私は診療の手を止めてのぞくと、ドアの外に女の子、中に母親らしき女性が女の子の手を引っ張って「早く入りなさい!!」「いやだ、いやだ」。すると、私の顔を女の子が睨んだ。観念したのか今度はずかずかと中に入ってきた。診療申込みを母親が書いている間も親子でもめている!!
私はいやな予感がした。やがて順番がきて親子が診察室にやってきた。女の子は診療椅子に座ると大きな声で「俺、番長やからね!痛かったら許さんよ!!」母親は小さな声で「すみません、もうここしか診て貰うとこがありません」
事情はすぐに察することができた。女の子の口の中に治療途中の歯があった。「ちょっとだけ我慢したら後は大丈夫よ!」観念したのか、開きなおって大きな口を開けてくれた。下顎伝達麻酔はあまり痛くないので意外とすんなり治療が済んだ。
女の子に「また来てね}と言ったらプンとして、何も言わずに診療椅子を降りた。母親は「大丈夫ですか?」と私に問いかけた。私がうなずくと、母親は深々と頭を下げた。以後順調に診療が進みこの親子のことは忘れてしまっていた。
数年後、中学生になったあの女の子が一人でやって来た。「よろしくお願いします。」「ありがとうございました。」礼儀正しい所作が出来る!!あの番長がなんて変わったのか!!、私は驚いた。今度は軽い治療で終わった。
十数年後、あの子がやって来た「これ、だんなです!」いい男がそばに立っていた。紹介するだけに訪れてきた。私は言葉が出ないくらい嬉しかった。
そして、今度は二人で「赤ん坊を見て下さい」と訪れてくれた。
私はいやな予感がした。やがて順番がきて親子が診察室にやってきた。女の子は診療椅子に座ると大きな声で「俺、番長やからね!痛かったら許さんよ!!」母親は小さな声で「すみません、もうここしか診て貰うとこがありません」
事情はすぐに察することができた。女の子の口の中に治療途中の歯があった。「ちょっとだけ我慢したら後は大丈夫よ!」観念したのか、開きなおって大きな口を開けてくれた。下顎伝達麻酔はあまり痛くないので意外とすんなり治療が済んだ。
女の子に「また来てね}と言ったらプンとして、何も言わずに診療椅子を降りた。母親は「大丈夫ですか?」と私に問いかけた。私がうなずくと、母親は深々と頭を下げた。以後順調に診療が進みこの親子のことは忘れてしまっていた。
数年後、中学生になったあの女の子が一人でやって来た。「よろしくお願いします。」「ありがとうございました。」礼儀正しい所作が出来る!!あの番長がなんて変わったのか!!、私は驚いた。今度は軽い治療で終わった。
十数年後、あの子がやって来た「これ、だんなです!」いい男がそばに立っていた。紹介するだけに訪れてきた。私は言葉が出ないくらい嬉しかった。
そして、今度は二人で「赤ん坊を見て下さい」と訪れてくれた。





